rmt.la

「ドラゴンネスト」の日本代表が決定!2015年のキーワードも明かされた「Dragon Nest World Championship 2014」日本代表決定戦レポート

日付:2014-11-05 13:42:12    アクセス回数:2357次

2014年11月3日,NHN PlayArtは,東京ビッグサイトTFT ホール300において,「Dragon Nest World Championship 2014(以下,DWC2014)」日本代表決定戦を開催した。

 オンラインRPG「ドラゴンネスト」のPvP世界大会であるDWC2014は,12月にインドネシアのバリ島で決勝戦が行われる。日本,韓国,中国,台湾,シンガポールなど,10地域から代表が集結し,世界最強の座を決める戦いを繰り広げる予定だ。
 となると“誰が日本代表となるのか?”という点が気になってくるが,これを決定するのが今回の日本代表決定選手権である。10月よりオンライン予選がスタートし,個人戦部門では32名,団体戦部門では4人1組で構成された22チームがしのぎを削ってきた。その結果,個人戦部門の上位4名で編成されたチームである「ALL Japan」,そして団体戦部門で1位と2位となったチーム,「バル大部屋民」「絶対バリ島行くマン」が日本代表決定戦に参加した。


2015年のドラゴンネストは「コミュニティ強化」と「早期実装」がキーワードに

 試合に先立ち,ドラゴンネスト運営統括マネージャーである山本喜代志氏と,運営チームのYAMAMOTO氏が登壇。2014年11月と12月のアップデートおよび,2015年における運営の方向性とアップデートへの取り組みについて語った。

 

すでにアナウンスされているように,11月には「ボルケーノコアネスト」が追加され,「海賊王のトレジャーハント」のSeason4がスタート。また,「リッパー」のスキルが,「主に火力面が向上するように」(山本氏)調整される。

 

 12月のアップデートに関しては,「闘技場に新しい形のPvPが!?」「12月のスキル調整職,ヒントはBB!?」「ついに特定アイテムの利便性が!?」と三つのヒントが公開された。

 

“新しい形のPvP”は,広大なフィールドを舞台とした,PvEとPvPの要素を兼ね備えたものであり,初心者も楽しめるようなものになっているとのこと。山本氏曰く「PvPを敬遠されていた方も遊べるようなモード」だそうだ。
 “BB”とは,12月にスキル調整が入る職業のヒント。職業名と調整の方向性は明かされなかったが,どの職業に調整が入るのか,楽しみに待ちたいところだ。
 利便性が向上するという“特定アイテム”についても具体的な名前は挙げられなかったが,「かなり前からお約束していたアカウント倉庫など,アイテム面に関する施策が実装される」(山本氏)ことにより「倉庫やインベントリで眠っている品がうまく活用できるようになっていく」(YAMAMOTO氏)そうなので,続報に注目したい。

 2015年におけるドラゴンネストの運営方針は「ギルドを中心としたコミュニティの強化」であるという。山本氏によれば「仲間とコミュニケーションを取る目的以外にも,アイテムをもらえるなどのメリットを導入したい。新規のプレイヤーとゲームをやり込んだプレイヤーさんが交流できるようなものにしていきたい」とのこと。

また,2015年におけるアップデートの取り組みとして,「新ネストの早期実装」「レベルキャップ開放を早期実装」「利便性の向上」の3点が挙げられた。

 

新ネストの実装とレベルキャップの開放をこれまでより急ぐものの,「レベルの上限を上げて新規のプレイヤーさんを置き去りにするのではないような形」(山本氏)での実装を目指し,ユーザーインタフェースの分かりやすさやフォントの読みやすさなど,細かい部分でも利便性を向上させていくという。
 YAMAMOTO氏は「来年は,なるべく早く新たなコンテンツを導入し,遊びやすい環境を作っていきたい」と2015年への抱負を語った。


3チームが入り乱れるリーグ戦

日本代表決定戦は,「ALL Japan」「絶対バリ島行くマン」「バル大部屋民」の3チームによるリーグ戦からスタートした。

 リーグ戦の1試合は,1対1の勝ち抜き戦と,4対4のラウンド戦をワンセットにして行われる。勝ち抜き戦とラウンド戦の勝利数を集計し,上位となった2チームが決勝戦「クライマックスマッチ」に進出する。


 それぞれのチームの編成は以下の通り。

●「All Japan」チーム(個人戦部門上位4名によるチーム)
てらにゃん選手:エレストラ
morinaga7選手:インクイジター
ららら漏らせよ選手:ウインドウォーカー
カツ丼と便座カバー選手:グラディエーター

●「バル大部屋民」チーム(団体戦部門予選1位)
Chole彡選手:フィジシャン
平たい米菓子選手:インクイジター
バル大部屋民選手:ダークサマナー
Ouzis選手:デストロイヤー

●「絶対バリ島行くマン」チーム(団体戦部門予選2位)
絶対死なないマン選手:インクイジター
絶対助けるマン選手:ギアマスター
絶対止めるマン選手:スマッシャー
絶対倒すマン選手:ウインドウォーカー


 第1試合である「ALL Japan」対「絶対バリ島行くマン」は,「絶対バリ島行くマン」が勝ち抜き戦とラウンド戦の両方を連取した。

 

第2試合の「ALL Japan」対「バル大部屋民」では,勝ち抜き戦で「ALL Japan」,ラウンド戦で「バル大部屋民」がそれぞれ勝利を分け合う。

 第3試合の「絶対バリ島行くマン」対「バル大部屋民」は,勝ち抜き戦とラウンド戦の両方で「絶対バリ島行くマン」が勝ったことで,「絶対バリ島行くマン」と「バル大部屋民」の決勝戦進出が決定した。


ご当地アイドルとヒーローによるダービー対決,そして山形ユキオさんが公式応援ソングを初披露

 決勝戦に先立ち,「DWC Special サポーター」と,実況のハンゲ太郎さん,進行MCを務めた声優の山下まみさんによるダービー対決と,山形ユキオさんによるDWC公式応援ソング「ギガンティックドラゴンバトル」のミニライブが行われた。

 

「DWC Special サポーター」とは,日本代表をサポートするご当地アイドル&ご当地ヒーローのこと。この座をかけ,5組のご当地アイドルと5人のご当地ヒーローによる戦いが10月からスタートしたのはすでにお伝えした通りだ。
 「ドラゴンネストのゲーム内でのキャラクターレベル」「応援コメント数順位」「投票数順位」を基準にした審査が行われ,福岡のご当地アイドル「LinQ」の伊藤麻希さんと,宮城のご当地ヒーローである未知ノ国守ダッチャーが見事「DWC Special サポーター」の座を射止めた。

 あいにく,伊藤さんはスケジュールの都合により出席できなくなったため,代理として「LinQ」の木村早希さんが来場し,ハンゲ太郎さん,山下さん,木村さん,未知ノ国守ダッチャーが,ゲーム内のダービーで対決することに。

 

実力的には4人のなかでトップのハンゲ太郎さん,来場者とニコニコ生放送の視聴者からの熱い支持を得た未知ノ国守ダッチャー,そして,ダークホースの山下さんと,代理出席となる木村さんたちは熱いレースを繰り広げたが,山下さんが意外な活躍を見せ,見事に1位を獲得した。

 

DWC公式応援ソング「ギガンティックドラゴンバトル」を歌うのは,特撮「百獣戦隊ガオレンジャー」のオープニングなど,パワフルな歌声で知られる歌手の山形ユキオさんだ。

 

山形さんは,「負けそうになったときに聞くと,『頑張るぞ!』と思えるような,後ろから吹いてくる追い風のような曲」と前置きしたうえで,「ギガンティックドラゴンバトル」を初披露した。限界を越え,勝利へと進む姿を描いた歌詞を熱く熱く歌い上げ,来場者達を魅了していた。


決勝のクライマックスマッチ,日本代表になるのは!?

 「絶対バリ島行くマン」と「バル大部屋民」の激突となった決勝戦「クライマックスマッチ」。ラウンド戦と勝ち抜き戦を交互に戦い,2本先取したチームが晴れて日本代表となる。

 

最初のラウンド戦は「キャデラック西部の廃墟」マップが舞台に。マップ中央の橋を挟んでの激しい攻防となったが,ラウンド戦を得意とする「バル大部屋民」が見事な連携を見せ,3-1のスコアで1本先取した。

 

続いての勝ち抜き戦は,「絶対バリ島行くマン」が持ち味を発揮した。先鋒の絶対止めるマン選手が,「バル大部屋民」先鋒のChole彡選手と,次鋒の平たい米菓子選手に連勝し,中堅のバル大部屋民選手にもダメージを与える大健闘。続く絶対倒すマン選手も,バル大部屋民選手と大将のOuzis選手を倒し,「絶対バリ島行くマン」が4-1で大勝した。

決勝となる2回めのラウンド戦は,「バル大部屋民」が「雪原」マップを選択してスタート。ラウンド戦は「バル大部屋民」にとってのホームグラウンドであるはずだが,先の勝ち抜き戦で波に乗った「絶対バリ島行くマン」が終始攻勢を見せ,3-0というストレート勝ちで,見事日本代表の座を勝ち取った。

 

試合後に行われた「絶対バリ島行くマン」へのメディア合同インタビューの様子をお伝えして,本稿の締めくくりとしよう。

――試合を終えての感想をお願いします。

絶対バリ島行くマン:
 嬉しい,のひと言ですね。今まで練習してきた努力が報われたようです。これまでの積み重ねや練習の成果を出せたのでよかったですね。

――今回の試合で緊張もあったと思います。来月は海外での試合,いわばアウェーでの戦いになりますが。

絶対バリ島行くマン:
 今日も,試合がスタートしたら周りが見えないくらいに集中できていたので,来月も大丈夫だと思います。むしろ,試合が始まる前が一番キツいかもしれませんね。

――ドラゴンネストのPvPの魅力はどんなところですか?

絶対バリ島行くマン:
 アクション性の高さ,奥深さ,駆け引きや読み合いですね。

――世界大会に向けての秘策などありますか?

絶対バリ島行くマン:
 まだ相手チームの構成も分からない段階なので,これから情報収集をしていきます。

――皆さんへのメッセージをお願いします。

絶対バリ島行くマン:
 今回出場するにあたって,いろいろな方に練習につきあっていただきました。世界大会まで1か月,また練習につきあっていただければ,世界でも戦えると思います。

――ありがとうございました。

 

 展開がスピーディ,かつ,奥深い駆け引きのある,ドラゴンネストのPvP。日本代表決定戦は,どの試合も息をもつかせぬ熱戦だった。DWCに初出場となる日本だが,それだけに優勝への期待も大きい。日本代表となった「絶対バリ島行くマン」は,初出場で優勝という栄誉を手にすることができるのか。12月のDWC本戦における戦いぶりに注目しよう。

 

 

>>http://www.4gamer.net/games/043/G004358/20141104072/

 

 

ドラゴンネスト(DragonNest) RMT