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基本プレイ無料に生まれ変わるMMORPG「ArcheAge」の次期大型アップデート「エアナード」先行プレイレポートを掲載

日付:2014-04-18 16:19:57    アクセス回数:1812次

2014年4月24日からビジネスモデルが基本プレイ無料のアイテム課金制に変わる,ゲームオンでサービス中のMMORPG「ArcheAge」。これを機に本作をプレイしてみようと考えている読者も少なくないはずだ。しかし,注目ポイントはそこだけではない。同日に次期大型アップデート「エアナード」が実装されるのだ。とくに,本作を遊び込んでいるプレイヤーとしては,このアップデートで実施される,レベルキャップ解放を心待ちしていることだろう。

 今回4Gamerは,この「エアナード」実装に先駆けて,ゲームオンでローカライズ途中のバージョンを体験してきた。本稿では,アップデートの見どころとなる「スパーキングビーチ」ならびに「エアナード図書館」を中心にプレイレポートをお届けしていこう。

 なお,先述のとおり取材時はローカライズ作業中だったため,掲載スクリーンショット内の一部テキストが修正される可能性があることにご注意を。

 

 


レベルキャップがLv55に引き上げられる
Lv50以上が対象の新たな舞台「スパーキングビーチ」とは

 今回のアップデートにおける追加/変更は多岐にわたるが,それらの中でもプレイヤーがもっとも待ち望んでいたのは,プレイヤーキャラクターのレベルキャップ解放だろう。今回,これまでLv50までだったキャップが,Lv55までに引き上げられる。これに伴って,職業(特性)ごとに複数のスキルが追加されたほか,既存スキルに関してもバランス調整が行われている。
 変更内容の詳細は特設サイト内にまとめられているので,プレイヤーは一度目を通しておこう。

 そして,レベル50以上のキャラクターに向けた新たな冒険の場として登場するのが,“旧大陸”に存在する広域エリア「スパーキングビーチ」と新ダンジョン「エアナード図書館」だ。

 スパーキングビーチに出現するモンスターは基本的にレベル51に設定されている。このエリア内で行うクエストも用意されているので,アップデートの実装直後は,所属勢力に関係なくトッププレイヤーの多くがここへ集まり,レベル上げにいそしむ展開になりそうだ。なおスパーキングビーチは,全域が非PvPエリアになっている。また,スパーキングビーチの西側には住宅用エリアが設けられており,旧大陸に個人で安全な家が建てられるというのは,旧大陸周辺での戦闘をメインにしているプレイヤーにとってはありがたいところだろう。

 

 


2000年前の“最後の1日”を繰り返す「エアナード図書館」

 そんなスパーキングビーチ最大の見どころと言えるのが,中央にそびえ建つ巨大な「エアナード図書館」だ。この図書館は,太古の昔に“この世の知識がすべて集まる”場所とされていたらしい。しかし2000年前,戦争と破壊の神“キリオス”の襲撃によって滅ぼされてしまう。

 と言っても,プレイヤーが冒険を繰り広げる舞台になるのが,荒廃した図書館跡になるわけではない。集められた叡智を失わぬよう,図書館長を務める「アレクサンデール」は,強力な魔法によって,図書館ごと異次元に転移させていたのだ。しかし,それによって図書館は「キリオスに滅ぼされる前日」の1日をずっと繰り返すことになる。

 このように,エアナード図書館は壮絶なバックストーリーを持っている。そんな場所に足を踏み入れることになるのだが,いまも図書館長として存在するアレクサンデールから見ると,冒険者もまたキリオスと同じ“侵略者”として映ってしまう。そのため,図書館を守るために放たれたモンスターが冒険者を襲ってくるのだ。そして,最終的には図書館長アレクサンデールとの直接対決を迎えることになる。

 

 

では,エアナード図書館の各エリアを確認していこう。エアナード図書館は,スパーキングビーチの中央にある小島にそびえ建っており,内部は(今回のアップデート時点では)全3層で構成されている。

 図書館の西側/東側/南側に入口があり,それぞれ西大陸/東大陸/海賊勢力のキャラクターだけが入場可能だ。ちなみに,どの入口から入ってもプレイヤーキャラクターは第1層の同じ地点からスタートし,図書館内でもPvPはできない。

 第1層は「無限の知識の書庫」という名前で,四角形をした大部屋が8×8で並ぶ整然とした内部構造になっており,部屋と部屋との間は細い道でつながれている。これまで本作で体験してきた一般的なダンジョンとは異なる景観だ。 第1層に出現するモンスターの強さは基本的にレベル51で,それほど密集しておらず,リンクもあまり発生しない。実装後の経験値を稼ぐ場としても活用されそうだ。
 なお,第1層~第3層はインスタンスダンジョンではなく,広域エリア扱いになっている。しかし,部屋の数が多く,さらに複数のチャンネルも用意されているので,大勢のプレイヤーが入場してもモンスターの奪い合いは避けられそうだ。

 

 

第1層の4隅にある大部屋にはそれぞれゲートがあり,ここに入ると第1層クリアとなる。続いては第2層へ……の前に,休憩用の小さなフロアに出る。ここはモンスターが出現せず,クエスト用のNPCがいるほか,次の層への入口と,2種類のインスタンスダンジョンに入場するための入口が存在する。ちなみに第2層から第3層へ移動するときや第3層の突破後にも,同じように休憩用フロアが設けられている。図書館のフロア構成を簡単にまとめると,以下のような感じになる。

「無限の知識の書庫」(第1層)
   ↓
「朝焼けの休憩室」(休憩エリア)→「角の閲覧室」「入館審査室」(インスタンス)
   ↓
「図書館庭園」(第2層)
   ↓
「昼下がりの休憩室」(休憩エリア)→「角の閲覧室」「凍てつく書斎」(インスタンス)
   ↓
「悲鳴の書庫」(第3層)
   ↓
「夜空の休憩室」(休憩エリア)→「混沌の書庫」(インスタンス)

 

 

 

 

休憩用のフロアから入場できる各インスタンスダンジョン内部は,それほど広くなく,それぞれ独特なギミックが用意されている。
 1層/2層と,2層/3層にある「角部屋の閲覧室」は,ウェーブ形式で襲い掛かってくるモンスターを撃退するという内容のインスタンスだ。ウェーブは計5回で,クリアしていくごとに報酬が上がっていく。すべてこなすには30分以上の時間が必要になるだろう。また,中央にある装置を作動させると足止め,継続ダメージ,体力回復といったサポートが受けられるので,うまく活用したいところだ。そしてもう一方のインスタンスである「入館審査室」(1層/2層)と,「凍てつく書斎」(2層/3層)は,中ボス的なモンスターと戦う内容となっている。

 

 

話を階層の紹介に戻そう。残す第2層の「図書館庭園」と第3層の「悲鳴の書庫」は,第1層と同様に8×8の構造となっている。第2層だけは,なぜかフロア全体が植物に侵食されている。そして,第2層の出現モンスターのレベルは52に引き上げられており,敵の数も密集していることから,第1層よりも苦戦を強いられるはずだ。第3層では,モンスターのレベルが53になり,さらに手強いフロアになっている。

 第3層をクリアすると,休憩地点からインスタンス「混沌の書庫」へと入場でき,いよいよ「アレクサンデール」との直接対決となる。アレクサンデールは,巨大な「ブックゴーレム」を召喚して戦わせたり,一時的に物理攻撃を無効化したりする特性を備えている。今回は,テストプレイ環境での特殊な形での挑戦となったのだが,かなり戦い応えがありそうなボスモンスターなので,実装後は仲間と共にエアナード図書館を攻略して挑戦してみてほしい。

 さて,プレイヤーとしてもう一つ気になるのが,エアナード図書館で入手できる報酬だろう。エアナード図書館では,今回のアップデートで追加されるエアナード等級の装備品の製作に必要な材料や,アバターの材料などが入手できるようだ。もちろん,アップデートの実装直後は,純粋な経験値稼ぎの場としても賑わうだろう。

 

 

 

 

というわけで,本稿では旧大陸の新しい冒険の場となる「スパーキングビーチ」と「エアナード図書館」を中心にレポートをお届けした。また冒頭でも述べたように,アップデートに伴って数多くのバランス調整が行われる予定だ。中には「『デルフィナードの星』の獲得方法がデイリークエストでの獲得に」といった大きな変更も。なお,先行してサービスが行われている韓国版の仕様とは異なった「Lv51~Lv55までの必要経験値量を減少」や「貿易時の収入を納品者9割/製作者1割と変更」などの日本向けの仕様変更もある。これらの詳細はアップデート特設サイトの「こちら」でしっかりと確認してほしい。

 なお,本日(2014年4月18日)21:00から,ニコニコ生放送番組「『アーキエイジLIVE!』エアナードアップデート特集!第3弾」が放送される予定だ。今回の取材でアップデート内容を説明してくれた,本作のプロデューサー石元一輝氏によると,生放送ではエアナードの新情報が公開されるほか,視聴者特典の配布も予定されているとのことだ。こちらも忘れずに視聴しよう。

 

 

>>>http://www.4gamer.net/games/098/G009811/20140417062/

 

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