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「ArcheAge」のビジネスモデルが“基本プレイ無料”に変更。レベルキャップの開放を含む大型アップデートも発表されたオフラインイベントをレポート

日付:2014-03-24 23:45:54    アクセス回数:1140次

 ゲームオンは2014年3月23日,同社がサービス中のMMORPG「ArcheAge」の一般プレイヤーを招待したオフラインイベント“フリーダムロード会議”を,東京都内のe-sports SQUARE AKIHABARAにて開催した。

 一般プレイヤーを大々的に招いてのオフラインイベントが開催されるのは,2013年7月にArcheAgeの正式サービスが始まって以来,今回が初となる。会場ではArcheAgeの今後の展開に関して発表されたほか,来場客参加型のアトラクションコーナーが設けられ,熱心なファンにとっても楽しいひとときとなった。


ArcheAgeの基本プレイ料金が無料に!
無料範囲内でも遊べるコンテンツに制限はなし

 ArcheAgeの日本国内サービスは,“4月24日”に大きな転換期を迎えることになる。ビジネスモデルが従来の定額課金制から“基本プレイ無料”に変更されると発表された瞬間,会場内はその日一番の大きな歓声に包まれた。

 基本プレイが無料とはいえ,遊び方に応じて課金が発生するのは言うまでもないが,無料の範囲内でも遊べるコンテンツ自体には一切制限がないというのは大きなポイントだろう。
 では,どの部分で課金が発生するかだが,より便利に遊びたい人向けに各種ブーストをセットにした「ArcheAgeプレミアム」が販売される。価格は30日間で1750円相当となっており,詳細については掲載したスライド写真を見てもらいたい。

“GMルシウス”としてプレイヤーにお馴染みの石元一輝氏が,新たにArcheAgeのプロデューサーに就任することが発表された。プレイヤー目線で運営するスタンスは,今後も変わらないとのことだ

 また,“外見変更チケット”や“性別変更チケット”といった追加サービスが課金アイテムとして販売される予定とのことだ。

 つまり無料プレイでも“普通に遊ぶ”分には,ほぼ支障なしといえる。もちろんプレイスタイルによるところだが,主に生産系のアクションで必要な“労働力”が「ログアウト中に回復しない」という点さえ念頭に置いておけば,無料サービスのプランに対して不満を感じる人は,ほとんどいないのではと(個人的に)思う。


レベルキャップが“50→55”に開放!
大型アップデート「エアナード」が4月24日に実装予定

 4月24日はビジネスモデルの変更だけではない。ArcheAgeの次期大型アップデート「エアナード」も,同日4月24日に実装されるのだ。現在,ローカライズおよび検証作業の真っ最中とのこと。会場内で発表されたアップデート情報を紹介していこう。

ArcheAge 次期大型アップデート「エアナード」 プレビュー動画

●レベルキャップが50→55へと開放

 ArcheAgeは一般的なMMORPGと比べると圧倒的な自由度を誇っており,これまでのアップデートでもその長所を生かすべく,プレイスタイルの幅を広げるものが中心の内容だった。一方,プレイヤーキャラクターのレベルキャップは50から変わらなかったが,今回のアップデートでついに“55”へと引き上げられる。

 レベルキャップの引き上げに伴い,すべての適性にアクティブスキル1種類,パッシブスキル2種類が追加される。アクティブスキルの習得レベルは55だが,パッシブスキルの中には55より前に習得できるものがあるそうだ。

●新エリア「スパーキングビーチ」

 いまだ多くが謎に包まれている“旧大陸”に,「スパーキングビーチ」が新エリアとして追加される。会場では,その中に含まれるダンジョン“エアナード図書館”が紹介された。図書館といっても内部は非常に広い作りで,ここから行けるインスタンスダンジョンの入口が複数用意されるそうだ。

●上位制作装備「エアナード等級」

 “デルフィナード等級”を上回る新たな最上位の製作装備“エアナード等級”が追加される。従来の装備品と違ってデザインは煌びやかとなり,属性ごとに色が異なるという。もちろん製作の難度も相応に高いので,製作好きプレイヤーの新たな目標となるだろう。

●経済周りのシステムを強化

 地域住民のみが利用できる“出会いの広場”の追加や,貿易品の交換額の変更,製作に必要な素材の一部変更などが行われる。これらは「経済の循環を良くする」ことを狙いとして導入するそうだ。

●今後のバランス調整に関するQ&Aコーナー

そのほか会場では,来場客5対5によるPvPイベントが開かれた。試合の実況役を進んで名乗り出る人がいたり,出場選手がほかの来場客の知り合いだったりと,オフ会のような雰囲気だった。

 ちなみに来場客は,自分のキャラクターネームが記された“名刺”を入場時に受け取っている。これをほかの人と交換するとノベルティがもらえるというアトラクションも用意されていたのだが,こちらも交流を促すきっかけになっていたようだ。オフラインイベントから帰宅したあと,ゲーム内で一緒に遊んだという人も多かっただろう。
 名刺交換をした相手の中には,敵対勢力のプレイヤーもいたかもしれないが,今回のイベントの主旨は“フリーダムロード会議”ということで,同じArcheAgeを楽しむ者同士,和気あいあいとイベントに参加する様子が印象に残ったイベントだった。

 ArcheAgeでは,4月24日に大型アップデート“エルナード”の実装,そして基本プレイの無料化が同時に行われ,ゲーム内外が大きく変化する。運営チームもこれから4月24日に向けてさまざまなアプローチをするとのことなので,プレイヤーは今後の展開に注目しよう。

 なお4Gamerは,イベントの終了直後にArcheAgeの新旧プロデューサー2名にインタビューをしている。ビジネスモデル変更の経緯などの話を詳しく聞いたので,近日中に掲載する予定だ。こちらもお楽しみに。

 

 

 

 

>>http://www.4gamer.net/games/098/G009811/20140324069/

 

 

 

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