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ゾンビの群れを撃ちまくれ! 新感覚のガンシューティングRPG「HOUNDS」テストプレイレポート

日付:2014-03-03 14:27:22    アクセス回数:1194次

 DMMゲームズが2014年2月11日からトライアルテスト(オープンβテスト)を開始する「HOUNDS」は,近未来の世界を舞台に,押し寄せるゾンビや怪物を銃で撃ちまくり,レベルを上げてパワーアップする,遊びやすいアクションRPGとなっている。今回はサービス直前のバージョンを試遊することができたので,そのプレイフィールをお伝えしてみたい。

 ゾンビを銃で撃ちまくるPCゲームというとFPSを連想しがちだが,「HOUNDS」はいわゆるTPSになっている。プレイヤーが操作するキャラクターを背後から見る三人称視点シューティングだ。TPSの爽快さと,さまざまな職業が派手なスキルを使って協力し合うRPGの楽しさをミックスしたのが「HOUNDS」というわけだ。

 チュートリアルでは,本編の前日談を体験すると同時に,操作方法を学ぶことができる。宇宙から謎の巨大宇宙船がやってきたのと同時に,犠牲者がゾンビ化する謎の感染症が蔓延し,空からは巨大宇宙船の,地上ではゾンビの攻撃を受けるという惨劇の中,プレイヤーは謎の部隊と合流し,彼らと共にいったんは退却する……というのがチュートリアルの流れだ。

 操作はPCゲーマーにはお馴染みのものになっている。W/A/S/Dキーでキャラクターを前後左右に移動させ,マウスで視点を動かし,左クリックで発砲,右クリックでスコープを出し,スペースバーで「段差を乗り越える」「仕掛けを動かす」といった特殊行動を行う。普段FPSを遊んでいるような人ならすぐに慣れることができるだろう。


 F1~F4のファンクションキーを押すと,あらかじめセッティングしておいたスキルが発動する。自分の体力を回復させたり,銃の弾をパワーアップさせたりと効果はさまざま。このあたりは完全にRPGのノリだ。

 チュートリアルが終了すると,初めてキャラクターメイキングが可能となる。ここで,RPGにおける職業に相当する「兵科」を決定する。兵科は「突撃」「特殊」「偵察」「援護」の4種類。それぞれに特徴あるスキルを習得でき,戦闘時の役割が異っているのだ。

 「突撃」は,左手に盾を,右手にピストルを構える「シールドピストル」を得意とする。盾を相手に向けていれば攻撃を受け止めることが可能。攻撃力を下げる代わりに自身の防御力を上げたり,相手を動けなくする衝撃波を放つなど,いわゆる「盾役」としての活躍ができるようだ。

 「特殊」の得意武器は,巨大な「ガトリングガン」だ。大量の弾をばらまけるが,撃ち続けていると銃身がオーバーヒートしてしまうため,注意が必要だ。

 「偵察」は,ほかのFPSでいうところのスナイパー的な存在だ。「スナイパーライフル」を得意とするあたり,孤高の存在のように思えるが,味方の攻撃力をアップさせたり,相手の居場所を暴いたりする,仲間に優しいスキルも扱える。

 「援護」はその名のとおり,共に戦う味方をサポートする存在だ。「グレネードランチャー」を得意とし,味方の弾薬を補充できたりする。弾薬に関してはステージの要所に補給ポイントがあるが,補給役がいるとやはり心強いだろう。

キャラクターを作ると,本格的にゲームが始まる。RPGといえば補給や買い物ができる町がつきものだが,本作では基地がその機能を担う。基地では,クエストを受けたり武器を買ったりできるほか,不要になった武器を分解して素材としたり,素材から新しいアイテムを作り出したり,武器を強化することもできる。


 準備を整え,ゾンビや謎の敵がうごめく危険地帯へと出撃することになる。「COOP」(協力)用の「ルーム」を作り,そこで参加者を募るという形式だ。面子が揃ったら,それぞれのパーティ用に用意されたマップへ出撃していく,いわゆるインスタンス型だ。

廃墟の町や下水道といった危険地帯では,シナリオの進行に沿って敵と戦っていくことになる。
 無数のゾンビに囲まれたガソリンスタンドに立てこもって,助けがくるまで粘ったり,指定された目的地へ向かったり,仕掛けを動かして道を開いたり,仲間(NPC)と共に戦ったり……と,小さな目的を一つ一つこなしながら先へ進んでいくことになる。

 バトル自体はなかなかスリリングで爽快だ。操作性が良く,バリバリと敵をなぎ倒せるのに加え,いろんな種類の敵が存在するので,ただ撃ちまくっていればいいというものではないあたりが面白い。

 ゾンビの動きは鈍いが,とにかく数が多く,いろいろな方向から襲ってくるので油断できない。ゲームが進むと,やたらと足が速い敵や,近寄ってきて自爆する敵,障害物に身を隠して銃で攻撃してくる敵やランチャーをぶっ放す敵が交じってくる。


 「ドアを開けたら,隠れていたゾンビにいきなり襲われた!」なんてドッキリシチュエーションも用意されているなど,「Left 4 Dead」などゾンビものゲームに近いノリだ。

 臨機応変に対応しなければならない一方,敵を撃ちまくり,倒しまくる快感も強い。迫りくるゾンビをガトリングガンの猛射撃でなぎ倒し,サブマシンガンで蜂の巣にし,スナイパーライフルで狙い撃つ。
 ここにスキルを使う面白さが加わるのが「HOUNDS」流のようだ。相手の動きを遅くしたり,周囲の仲間の攻撃力を上げるなど,パーティプレイを意識した効果のものも多く用意されており,パーティプレイが楽しみに思えた。

 たとえHPが減ったとしても,しばらく攻撃を受けなければ自動で回復していくため,ソロでもテンポよくプレイできたのも好感が持てた。ただ,HPが0になった場合,仲間がいないと自動的に任務失敗となってしまうため,パーティの仲間集めはやはり重要になりそうだ。

普段からFPSやTPSに馴染んでいる人や,ゾンビものゲームが好きな人,流血表現に抵抗のない人に向いているのではないか……というのがテストプレイを終えての感想。もちろん,オンラインゲームなので,ゲーム単体のできだけではすべてを判断できない。バランスの調整や運営の方針も大切になってくるのも確かだ。ひとまずは2月11日からスタートするオープンβテストと,今後の展開を楽しみにしたいところだ。

 

 

 

>>http://www.4gamer.net/games/131/G013132/20140210061/

 

 

 

ハウンズ(HOUNDS) RMT